皆さんはイベントや学校行事、テーマパークなどに子どもを連れて行って大変な思いをしたことはありませんか。

　よその子は、楽しそうにイベントに参加していたり、静かに並んで待つことができるのに、自分の子は初めての場所で落ち着かなくなったり立ち歩いたり、全然なじめなくて楽しむどころではなく、どっと疲れ切って帰ってきたという経験をされた方もいるのではないでしょうか。

　私自身はそんな保護者のひとりです。3人の子どもを育てる中、上の子たちと出かけると新しい場所では落ち着かず、なじめず、座ってられなかったり、度々会場外に出て行ってしまうことがよくありました。そして、うまくいかないことがあると癇癪を起こしてその場にいることさえままならない。そうなると、周りの目が気になり楽しむどころではなく、行事やイベントに参加したいという気持ちも薄れていきました。

　そんな経験から、Goopa(ぐーぱ)は、発達の気になる子どもたちに様々な体験・経験をしてほしいと願い立ち上げた団体です。Goopaでは　“やってみようワークショップ”という活動名にし、子どもも保護者も安心して参加することのできるイベントや勉強会を開催することを目標としています。一筋縄ではいかない障害児育児の１ページが少しでも楽しくなることを願っています。

　障害の特性を理解している人たちの中で、親子ともに、周りの目を気にせず、お互い様の気持ちでイベントに参加して楽しんでもらえたらうれしいです。余暇活動を通して子どものできた、楽しかったを応援していきましょう。